「フライターグ」~旅するバッグの過去と未来のストーリー │ブランドコピーファッション情報
ガガミラノ スーパーコピー 【10月13日 MODE PRESS】アジア初の旗艦店として銀座にオープンした「フライターグ(FREITAG)」の「FREITAG Store Tokyo Ginza」が5周年を迎え、創始者フライターグ兄弟の兄、マーカスフライターグ(Markus Freitag)が来日した。 スイス生まれの「フライターグ」のバッグはすべてハンドメイドの一点もの。というのも、リサイクルしたトラックのタープ(幌)やシートベルト、自転車のインナーチューブが素材として使用されており、一つひとつ色柄や風合いが異なるからだ。また水や油などの汚れにも強く、色褪せしにくい商品はメッセンジャーバッグの代名詞となっている。「僕は自動車免許を持っていないから、これがいつもの移動手段だよ」とショップ内の自転車に笑顔でまたがるマーカスは生粋のサイクリスト。機能性抜群のデザインは彼らのリアルなライフスタイルから生まれている。 「フライターグ」渋谷店で取材に応じるマーカスフライターグ(2016年10月11日撮影)。(c)MODE PRESS/Yoko Akiyoshi ■黒いバッグが少ない理由 ブランド設立前、兄マーカスはプロダクトデザインを、弟ダニエル(Daniel Freitag)はグラフィックデザインを手がけていた。「共同制作を始めたのは7歳の頃から。2人で金属片や古い木切れを拾ってきては、車やボートなどを作っていたよ」とマーカスは笑う。やがて兄弟は自宅近くの高速道路からインスパイアされ、トラックの幌布を使ったバッグを思いつく。「1992年当時、地元スイスではメッセンジャーバッグが手に入らなかったし、自分で作るしかなかったんだ」 日本ではあまり見ることのない幌だが、
オーデマピゲ スーパーコピー 実は欧米でも大量に確保するのは難しいという。「フライターグ」では特別なチームが高速道路に行ってトラックの写真を撮り、運送会社の名前をリサーチして古い幌を譲ってもらえるように交渉をしている。「ヨーロッパ中の幌をキロ単位で購入しているんだ。色ごとに仕分けているけれど、黒い幌はトラックの中が熱くなるからあまり入手することができない。物によっては入手するのに5年かかることもある。ただのプラスチックのゴミのように思う人も多いけれど、幌を各地から集めて洗浄したり裁断したりするプロセスも実は大変なんだよ(笑)」 「フライターグ」渋谷店で取材に応じるマーカスフライターグ(2016年10月11日撮影)。(c)MODE PRESS/Yoko Akiyoshi ■アップサイクルな精神を生かして 「フライターグ」の商品はすべて、環境にも優しいエコプロダクトだ。彼らの商品づくりの大きな指針は、「リサイクルできること」と「生物分解できること」の2つ。「世の中にはファストファッションがあふれていて、人は不必要なほどワードローブを所有している。本来5枚でいいはずのTシャツを50枚も買ったりするでしょう?(笑)だからファッション界は少しスローダウンする必要があると思う」と自身もミニマリストであるというマーカスは語る。 「僕らは経済的にも環境的にも、社会的にもサステイナブルな商品を作っている。利益だけを考えていたら、これはあまりいいビジネスではないかもしれない。だけど自分たちが求めるものの根本に立ち返ることが、僕たちの未来に必要なことじゃないかな」 2年前から登場した「フライターグ」のアパレルライン(2016年10月11日撮影)。(c)MODE PRESS/Yoko Akiyoshi 合成繊維を一切使用しないオーガニックなアパレルラインは、2014年から始まった「フライターグ」の新たな挑戦だ。「たとえばこの生地、一見コットンだけれど実はヨーロッパ産のヘンプやリネンから作られている。実はこの繊維を自社開発するのに5年もかかったんだよ」と、マーカスが見せたのはデニム風のジャケット。「F-ABRIC」と呼ばれる特別な繊維を使った製品で、土に還る究極の新素材は、有害な残留物を大地に残さない。「今はそのコンセプトをまず人々に説明しているところ。20年前にバッグについて理解してもらうように努めたのと同じようにね」 「フライターグ」渋谷店のディスプレイ(2016年10月11日撮影)。(c)MODE PRESS/Yoko Akiyoshi ■旅するバッグの物語 今回、銀座店5周年を記念して発売するのは、マルチユースなメガシティ用バッグ「F204 COOPER」。フライターグ兄弟が初めて来日した1996年、築地市場で見た氷を入れるバッグにインスピレーションを受けてデザインされたものだ。 「人々が『フライターグ』のバッグと共に旅する姿を見るのはいつだって興味深い」というマーカス。「だって幌自体がすでにトラックの一部として多くの旅をしてきたんだ。そこに持ち主のさらなる旅のストーリーが刻まれていくなんて素敵じゃない? バッグに刻まれた汚れやしわも、不完全な美そのもので、侘び寂びみたいだ」 「フライターグ」のバッグには、すでにわくわくするような冒険の記憶が詰まっている。ぜひ、彼らのプロダクトにあなたの未来のヒストリーも加えてみて。 ■商品概要
F204 COOPER
価格:29,000円(税抜)
※日本先行発売 ■関連情報
フライターグ 公式HP: https://www.freitag.ch/en
(c)MODE PRESS
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